No.007 どうして普通のことすらできないの?

2026-05-15

「普通」ができない自分は欠陥品??

「どうして普通のことすらできないの?」
そう言われるたび、自分の存在そのものが欠陥品のように感じてきませんでしたか?
これは単なる注意ではなく、あなたの全人格を否定し、支配下に置くための攻撃。

親が振りかざす「普通」の正体は、親自身の理想や世間体という身勝手なモノサシ。

「私たちは、親のモノサシで測られる必要はありません」
できないことがあったって、苦手なことがあったって、決してあなたの価値は下がりません。

家の中でも「完璧」を求められ、少しのミスも許されない環境

  • 何をするにも「正解」を求めて、動けなくなってしまう
  • 些細な失敗で「自分はダメ人間だ」と激しく落ち込む
  • 他人と比較して「普通じゃない自分」を隠そうと必死になる

「どうして普通のことすらできないの?」が投げかけられる3つのシーン

1. 些細な家事や生活習慣にミスがあったとき

親が設定した「完璧な手順」や「マナー」から少しでも外れた瞬間、人格そのものを否定する言葉として投げつけられます。

  • 具体例: 掃除のやり残しがある、料理の手際が悪い、約束の時間に遅れる。
  • 背景: 親は子どもの行動を「自分の教育の成果」と捉えており、期待通りでない場合に自分の面子が潰された(=自分が否定されるかもしれない)と感じて攻撃に転じます。

2. 慣れない環境や新しいことに挑戦して失敗したとき

人間なら誰でも経験する「学習過程での失敗」を、能力の欠如として指摘されます。

  • 具体例: 初めての業務が覚えられない、新しい学校のルールに慣習に馴染めない、初めて作る料理に時間がかかる等。
  • 背景: 親は「他人はもっとうまくやっている」という根拠のない比較対象を持ち出し、子どもに「平均以下」というラベルリングをしようとします。

3. 親の機嫌が悪く、八つ当たりの口実を探しているとき

失敗の有無にかかわらず、親自身のストレスを発散するために「できないところ」を無理やり探し出して攻撃します。

  • 具体例: 親が仕事で疲れているとき、たまたま目に入った子どもの「のんびりしている姿」を見て「普通はもっと親を気遣えるのに」と責め立てる等。
  • 背景: 子どもの落ち込む姿を見ることで、親が自分の優位性を確認し、一時的な全能感を得ようとする支配的な心理が働いています。

【具体的な行動プラン:「普通」という呪縛を解くために】

  • 「普通」という言葉の主語を特定する 親が言う「普通」は、世間一般の統計ではなく「親自身の偏ったマナー」であることがほとんどです。心の中で「それはお母さんの普通だよね」と主語を書き換え、一般化されるのを防ぎましょう。
  • 「加点方式」で自分の行動を記録する 「できないこと」にフォーカスさせられている脳のクセを直すため、朝起きた、顔を洗った、外に出たなど、当たり前の行動を「できたこと」としてスマホのメモ等に記録し、自己肯定感の土台を再構築しましょう。
  • 「ホーム」の書き換えを意識する あなたは今、否定されることが「ホーム(当たり前)」になっているだけです。少しずつ「否定されない世界」を新しいホームとして慣らしていく練習を始めましょう。

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